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シンガポールで仕事をしてきました [日記]

しばらく更新をしないと、そんなに忙しかったかな?と
ここ数カ月を振り返るのですが、とくに忙しくはないんですよね。
海外で仕事をする準備をしていたという言い訳を考えながら
結局、準備不足だったと反省をしている今日この頃です。

気持ちだけが焦っていたようです。

さて、今月上旬の10日間、シンガポールで仕事をしてきました。
以前のブログにも書きましたが、仮張り板を作るという修復道具作成の
お仕事でした。
ここ数年、仮張り板ブームが来ているのか、私が海外で仕事をするときは
仮張り板関係ばかりです。
呼ばれるのは嬉しいことですが、使ってくれてるかなと心配にもなります。
道具は使ってこそ、良さが分かると思うので、作ったまま放置ってことが
なければいいなと思っています。

さて、久しぶりの海外。
仕事の準備はともかく、泊る所や航空券などは仕事が決まってすぐに
予約しました。
ただ、オンラインの予約というのは恐ろしいもので、当日空港で
とんでもない事実が分かりました...。
シンガポール入国に必要なパスポート有効期間は6カ月で、私の出発は9月。
パスポートの有効期間はMarch2020、半年あるなあという確認、航空券の
予約ができているという安心感。

当日のチェックイン時のこと。
なぜかチェックインが出来ず、カウンターでも首をかしげ
「ビザ持ってますか」と確認をされ、いやいや10日間だしビザはないです、
と答えると、「チェックインできないので、確認します」と。
いったい何が悪かったのか、
カウンターの方も他の方に確認をしています。
「2020年3月でしょ?6か月だから大丈夫だよね」
「でも、だめなんです」
「だって...、あ、3日足りない!!」

私のパスポート有効期限は2020年3月1日。
私のフライトは2019年9月4日。
.........3日足りない.....
そうなんです。
確認したつもりが、月だけを見ていたので3日足りないことに
気がついていなかったのです。

焦るばかりでどうしようもない状況でした。
とりあえず飛行機には乗せてくれると言われ安心したものの
「....シンガポールで入国できないこともありますので
ご了承ください」と言われ、また不安になり、

シンガポール入国できなかったらどうしよう
空港で仕事なんですっていうしかないよなあ
などと考えつつ飛行機に乗りました。

結果シンガポールでも同じように、
あれ?なんでこのパスポートだめなの?という入国審査の担当者の顔を
見つつ、「すみません3日たりないんです」と説明しました。

帰りのフライトの予約があることで
次回入国する際には新しいパスポートで来るようにという注意を
受けただけで入国することができました。

皆さん、海外に行く際には
入国に必要なパスポート残存期間の確認をお忘れなく。

DSCN1633.JPG
マリーナベイサンズとマーライオン

入国できて本当に良かったです。



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展覧会情報「泉屋博古館」 [展覧会情報]

展覧会情報です。

住友コレクション 泉屋博古館(京都)
「住友財団修復助成30年記念特別展 文化財よ、永遠に-古都の美をまもる-」
2019年9月6日(金)〜10月14日(月)

併催 青銅器館「中国青銅器の時代」
   特集展示 神秘のデザイン
https://www.sen-oku.or.jp/

住友コレクション 泉屋博古館分館(東京)
住友財団修復助成30年記念「文化財よ、永遠に」
2019年9月10日(火)~ 10月27日(日)
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/


同展覧会は下記会場でも開催されます

東京国立博物館(東京・上野)
2019年10月1日(金)~12月1日(日)

九州国立博物館(福岡・太宰府)
2019年9月10日(火)~11月4日(月・振休)



タグ:展覧会情報
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かりばりKaribari [日記]

8月です。
暑い日が続き、クーラーを止めることができません[あせあせ(飛び散る汗)]

ここ数年、海外の方から「かりばり板」について質問が多くなりました。
というのも、仮張りの使い方・作り方のワークショップをやるようになった
ためなのですが。
 
かりばり板とは、襖や屏風と同じように杉の角材を格子状に組んで芯として
その表裏に丈夫な和紙を何層にも張り重ね、表面に柿渋を塗って仕上げたものです。
大きさはさまざまで、裏打ちした紙や裂を一時的に張りつけ、平らに乾燥させるために
使用するものです。
Karibari means drying board. This board has a lattice framework made of cedar.
This is applied the strong Japanese papers in 7 to 10 layers.Finally the board is
coated with fermented persimmon juice.

karibari.JPG

伝統的な表具の技術ではありますが、修復作業にも使用するものです。
波打ちが起きた作品を平らにしたり、裏打ちを施せば仮張り板に張りつけ乾燥させたり。
紙修復と表具の技術は切っても切れない関係です。

今年も海外で仮張りについて説明する機会をいただきました。
何度やっても何か不充分な気がしてしまうのですが、今回も
とにかく頑張ります。
さて、準備。

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保存額装 [日記]

気がつくと2ヵ月も更新をさぼってしまいました[たらーっ(汗)]
作品作りよりも修復の仕事が多く、ブログに書けることがなかったという理由ですが...。

この期間に修復学会があり、恩師に会い励まされたり、発表に刺激を受けたり、
久しぶりに学ぶ時間を持てました。

そして、今回は「保存額装」について
最近額装の仕事も増えてきました。
額装とは、作品を額に納めることですが
作品に合ったマットや額を選ぶのはなかなか難しいことです。
作品を活かす額装を心掛けていますが、思っていたより額が目立ってしまうことも
マットが額と合わないこともあります。
さらに「保存額装」に注目すると、材質にこだわる必要があります。

中性紙マットを使用し、作品をより良い状態でより長く保たせることができるように
すること。
これが一番大事です。

DSCN1430.JPG
マットいろいろ

DSCN1431.JPG
フレーマーのための技術書

センスが問われるので、修復と同じように緊張します。

DSCN1477.JPG
現在開催中の「夏の書」展(花心at神谷町)に出展されている作品の
裏打ちと額装をさせていただきました。
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ミンネに新作登録 [作品]

[NEW]ミンネに新作登録致しました

20190503_170056.jpg

和綴じノートです。
いつものように、淡いクリーム色の書籍用紙を使用したノートだけでなく
機械漉き奉書紙を使用した白色のノートも作りました。
奉書紙ノートは大きさを御朱印帳サイズにしてあるので
御朱印帳としても使えます。

そして、10センチ×10センチのスタンプ帳。
スタンプ帳として使わなくても良いのですが、
白色でにじみの少ない紙は、スタンプや墨書きにぴったりです。
20190503_170048.jpg

ぜひミンネ「Carta-Studio」のページを見てください[かわいい]

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紙を切る [日記]

4月。
今年度もありがたく、講義をする機会をいただきました。
1年間、修復とは何をすることなのか、予防や対策としてどんなことができるのか、
など伝えていければと考えています。

大学の仕事とは別に、いくつかお仕事を抱えています。
2月~3月に比べると落ち着いてきましたが、小さい仕事が詰まっています。
これもまたありがたいことです[ぴかぴか(新しい)]

タイトルにあるように「紙を切る」という仕事。
数枚を切るのであれば、それほど大変ではないのですが、
数十枚、いや百枚近くになるとさすがに飽きて...いえ疲れてきます。
しかも直角が、とか1mmの違いが、など気にすることも多いので
さすがに集中力が保ちません[もうやだ~(悲しい顔)]

そこで、買いました
ペーパーカッター
P4151193.JPG

ボードも切れる大型カッターが一番欲しいのですが、
今の作業場では置く場所もないので、卓上で使える小型のものを購入[るんるん]

切れる、切れる。
なぜもっと早く買わなかったのか、
仕事の効率が上がります[ぴかぴか(新しい)]
私の気分も上がります[ぴかぴか(新しい)]

これで、ノートを作りやすくなりました。

今月末販売の御朱印帳を作成中です[かわいい]
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二折りノート

修復の仕事が落ち着いてきたので、
制作も再開です。


20190402_211959.jpg

背に糸を通している中綴じノート

ですが、今回は折り丁を2つ使っています

20190402_211943.jpg

それぞれの折り丁に表紙をつけています。

ノートの名前…。
分かりやすい良い名前はないかな。


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国立国会図書館採用試験 [求人情報]

現在、平成31年度国立国会図書館職員採用試験について
HPで情報が掲載されています。

総合職、一般職、資料保存専門職員の採用試験です。

興味のあるかたは
国会図書館のホームページをご覧ください。
タグ:国会図書館
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丁を揃える [日記]

久しぶりの更新です。

細々と忙しくしていたのと、
体調を少し崩したのと、大きな理由ではないのですが、
なかなか時間が取れませんでした。言い訳です…。

お仕事のことはなかなか写真を載せられないのですが
一部だけ。

古典作品を臨書されたから綴じ依頼がありました。
和紙の束を順番に並べます。
この時、前小口と地がずれないように整えます。
これを「丁そろえ」と言います

20190226_092028.jpg

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丁そろえのための道具もあるのですが、
今回はアクリル定規と板で代用しています[たらーっ(汗)]

きれいに揃いました
P3011004.JPG

慎重さが大事な作業です。
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横浜美術大学卒業制作展 [大学]

昨日から横浜美術大学の卒業制作展が始まりました。

修復コース初の卒業生の作品です
学生は2名、偶然ですが和洋の作品作りとなりました。

まずは和から。
「鳥獣人物戯画」の模写
全部で12m近くあります。
絵を描き、関子本に仕立てるまで頑張りました[ぴかぴか(新しい)]
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もう一点若冲の象
こちらは縮小しましたが、屏風作りも行っています
20190215_175349.jpg

私は、巻子本と屏風制作の指導をしました。
構造を知ること、材料を知ること。
修復を学ぶ時に大事な基礎部分を制作を通して理解してもらえたら、と
思っています。
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道具
20190215_194110.jpg
屏風構造サンプル

洋の作品。
こちらはほとんど関わっていないのですが、
頑張っている姿を見守ってきました
マザッチョのテンペラ画の模写。
こちらも古典技法を学びながら、絵画技術を磨いていました
20190215_175440.jpg

20190215_175448.jpg

展示方法がカッコいいです[ぴかぴか(新しい)]

二人とも本当に頑張りました。

さて、修復コース以外にも面白い作品がありました。
20190215_175419.jpg
ウシとか

20190215_175429.jpg
トラとか

日曜日までやっていますので、お時間がある方はぜひ。
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